症例ブログ

2015年6月29日 月曜日

魚骨異物


これは耳鼻科ではよく見かける、魚の骨がノドに引っかかって来られた方のノドの写真です。手前のモコモコした所、ここを舌根部といいますが、ここに魚骨が刺さっているのが見えます。引っかかる場所で一番多いのは扁桃腺でその次にこの舌根部が多いようです。タイやシャケ、サバ、それにウナギの骨もよく見られます。よくご飯を丸呑みしたが取れないとおっしゃって来られますが、あまりこの方法は役に立たないようです。これは63歳の女性の方ですが、昨晩の食事で魚を食べその後よりチカチカするとの事で来られました。部位的にこのあたりまででしたら、ピンセットや鉗子のたぐいで取れますが、もうちょっと奥になりますと簡単には取れず、どうしてもダメな場合は大きな病院で全身麻酔をかけて喉頭鏡という器械をノドに差し込んで取らなければいけない場合もあります。小さな骨でしたら、もし完全に刺さって埋まってしまっても体の中の組織球という細胞が消化分解してくれますが、大きな物だとそこから細菌が感染し、ノドや喉頭にひどい炎症を起こし、嚥下困難、場合によっては呼吸困難を来たし、生命に関わる事もあります。従って魚を食べる際は十分に注意して食べるのはもちろんの事、直後より痛みだした場合は、矢張り早期に耳鼻科を受診されるのがいいかと思います。

投稿者 医療法人杉本耳鼻咽喉科医院

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