症例ブログ

2016年6月27日 月曜日

下咽頭腫瘍


先日53才の男性が息が苦しいと来られました。聞けば2ヶ月前からノドが痛くなり、最近になってしゃべりづらく息もしにくくなったとの事です。見ると上の写真の様な球状のゴルフボール位の腫瘍が喉頭を塞いでいます。ここは声を出すところですが、同時に空気の通り道でもあります。これだけ大きくなれば呼吸困難を起こしてもおかくしなく、悪ければ窒息して死ぬ可能性もあります。幸い総合病院の耳鼻科に電話をするとすぐ来て下さいとの返事で、救急搬送し、気管切開を行い事なきを得ました。検査では喉頭のすぐ隣、下咽頭という場所から発生した腫瘍で扁平上皮癌という頭頚部で最も種類の多い癌だったそうです。日常診療の場で、たまにこういった一分一秒を争う生命の危険を伴う患者さんも見かけます。これほど大きくなるまで放置される事はそうそうないのですが、矢張り何かおかしいと思ったら、早めに受診される事が大切だと思います。ちなみに正常の喉頭の写真を下に載せています。


投稿者 医療法人杉本耳鼻咽喉科医院

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